京西清談は、私が東京の世田谷に住んでいるからと、気持ちが癒される、あるいは、”ほっ”とする話題を提供したいからです。
 
カテゴリー: <span>文芸</span>

163回芥川賞受賞作「破局(著:遠野遥)」について

163回芥川賞受賞作「破局(著:遠野遥、出版:河出書房新社)を読みました。 本のキャッチコピー 私を阻むものは、私自身にほかならない――ラグビー、筋トレ、恋とセックス。ふたりの女を行き来する、いびつなキャンパスライフ。2 …

163回芥川賞受賞作「首里の馬(著:高山羽根子)」について

163回芥川賞受賞作「首里の馬(著:高山羽根子、出版:新潮社)」を読みました。 新潮社の本の紹介 沖縄の古びた郷土資料館に眠る数多の記録。中学生の頃から資料の整理を手伝っている未名子は、世界の果ての遠く隔たった場所にいる …

読書 直木賞受賞作品『熱源』を読む 限りなくノンフィクションに近い小説

第162回(2019年)直木賞受賞、川越宗一氏の作品『熱源』を読みました。 この小説はサハリン(樺太)という辺境の地が舞台になっていました。1904年の日露戦争から40年間の間に、サハリンで生まれた人、サハリンに流刑で送 …

映画鑑賞『老人と海』追記

ブログ記事、映画鑑賞『老人と海』の追記です。『老人と海』の作者、ヘミングウェイの旅支度のイラストが雑誌「”Fortuna” Summer 2020」に載っていました。 ヘミングウェイの旅支度ってお …

エンタメ小説の神様、浅田次郎の『流人道中記』楽しめます

私(杜祐祠)が好きな作家、浅田次郎の作品『流人道中記』(中央公論新社発行)を読みました。 切腹を拒み、蝦夷松前藩へ流罪となった旗本・青山玄蕃と彼の押送人、見習与力・石川乙次郎が千住大橋から奥州街道を北に歩みます。彼らが宿 …