京西清談は、私が東京の世田谷に住んでいるからと、気持ちが癒される、あるいは、”ほっ”とする話題を提供したいからです。
 
カテゴリー: <span>一般教養</span>

君主論(2)チェーザレ・ボルジアについて

1502年にニッコロ・マキャヴェッリはフィレンツェ共和国から派遣され、チェーザレ・ボルジアとの交渉の最前線に立ち、チェーザレの行動をつぶさに観察することが出来ました。マキャヴェッリは、チェーザレの死後、外国に蹂躙されるイ …

君主論(1)ニッコロ・マキャヴェッリの生きた時代

ニッコロ・マキャヴェッリの“目的のためには手段を選ばず”と言うフレーズ(俗に「マキャヴェリズ」と呼ばれる)があまりにも有名です。力による現状を変更しようという今の世相にマキャヴェリズは相通じるように思われたので、マキャヴ …

ピアニスト實川風とバッハ

2023年春にリリースしたオール・バッハ・アルバム『實川風バッハ』を記念した公演が、5月19日に渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで開催されました。バッハの曲集ひとつだけでコンサートで演奏する曲は充分あります。しか …

地球温暖化や社会の分断など深刻な問題を人類は抱えています。人類はどこで間違えたのか

2023年2月25日に一橋講堂(東京・千代田区)で開かれたゴリラ研究で知られる総合地球環境学研究所所長(前京都大学総長)の山極寿一氏の基調講演「人類はどこで間違えたのか?」は大変興味ある内容でした。 山極氏の基調講演を紹 …

鳳凰祭4月大歌舞伎@歌舞伎座 後編

歌舞伎座4月公演のもうひとつの演目は「連獅子」でした。連獅子は我が子を千尋の谷に突き落とした親獅子がこの試練に応え駆け登った仔獅子だけを育てるという獅子の故事をテーマにした日本舞踊の演目です。 配役は“親獅子”が尾上松緑 …

鳳凰祭4月大歌舞伎@歌舞伎座 前編

歌舞伎座4月公演の演目のひとつ「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」を先日観劇しました。配役は“切られ与三郎”が片岡仁左衛門、“お富”が坂東玉三郎という豪華キャストです。華のあるふたりが舞台に登場すると歌舞伎座 …

しあわせ

“しあわせ”というと「幸せな家庭」、「幸せな人生」と言うフレーズが思い浮かびます。そのフレーズの意味を「みんな仲良く暮らす家族」、「なんの不自由もなく過ごせる人生」と考えています。 先日、玄侑宗久さん( 作家・臨済宗福聚 …

「このままでは我が国の国家財政は子供や孫の世代に破綻する」下

みなさまへ 今回は「このままでは我が国の国家財政は子供や孫の世代に破綻する」下です。 この回では村田守弘の見解を述べさせてください。 ■村田守弘の懸念:このままでは我が国の国家財政は子供や孫の世代に破綻するのか この記事 …

「このままでは我が国の国家財政は子供や孫の世代に破綻する」上

みなさまご無沙汰しております。 昨年11月からブログの更新をしていませんでした。 理由はコロナです。コロナ禍だから気持ちを明るくする内容の記事を書きたいと考えました。しかし、「気持ちを明るくする記事って落語の世界のご隠居 …

504兆円の債務超過って想像できますか (その5)

ブログ記事「504兆円の債務超過って想像できますか(その3)」の結語で、「読者のみなさまの忌憚のないご意見をお聴きしたいです」と書きました。それに対して、論客である友人、高橋信敏氏からコメントがありました。高橋氏は、私が …