京西清談は、私が東京の世田谷に住んでいるからと、気持ちが癒される、あるいは、”ほっ”とする話題を提供したいからです。
 
カテゴリー: <span>一般教養</span>

「人類存亡の脅威」に瀕している今こそ我々が必要とするものとは

読売新聞「あすへの考」(2023年6月18日)で人類存亡の脅威についての記事がありました。「人類存亡の脅威」と聞くと、恐竜が滅びたと言われる小惑星の衝突を思い浮かべ同様な天災を想像する人が多いと推定しますが、この記事では …

おすすめの美術館について~原田マハ,ヤマザキマリの対談集「妄想美術館」が触れています

妻がショッピングの時、私は本屋で時間つぶしをすることを常としています。本屋に居ることの楽しみのひとつが手に取った本が放つオーラを肌で感じることができることです。今回は原田マハ,ヤマザキマリの対談集「妄想美術館」(SB新書 …

自然と共生する美術館、ポーラ美術館の森の遊歩道を散策

今年のシルバーウイークに喜寿を迎えた夫婦で箱根仙石原にあるポーラ美術館に行きました。 ポーラ美術館で絵画を見て、館内のレストラン「アレイ」でランチをとることは我々の楽しみです。今回は絵画の展示物の鑑賞はスキップして美術館 …

「パーパス経営」のパーパスは作るものではない!

日本CFO協会の記念出版として、コーポレート機能の重要性についてまとめた1冊「最高の経営を目指して!」(2023年8月10日初版、株式会社CFO本部発行所)を入手しました。 その本の中で東京都立大学大学院教授、松田千恵子 …

君主論(3)我々が学ぶべきこととは

マキャヴェリの君主論は、26章から構成されています。第1章から第11章までは、君主国の種類や獲得方法について説明しています。第12章から第14章までは、軍事に関する君主の義務や戦略について述べています。第15章から第23 …

君主論(2)チェーザレ・ボルジアについて

1502年にニッコロ・マキャヴェッリはフィレンツェ共和国から派遣され、チェーザレ・ボルジアとの交渉の最前線に立ち、チェーザレの行動をつぶさに観察することが出来ました。マキャヴェッリは、チェーザレの死後、外国に蹂躙されるイ …

君主論(1)ニッコロ・マキャヴェッリの生きた時代

ニッコロ・マキャヴェッリの“目的のためには手段を選ばず”と言うフレーズ(俗に「マキャヴェリズ」と呼ばれる)があまりにも有名です。力による現状を変更しようという今の世相にマキャヴェリズは相通じるように思われたので、マキャヴ …

ピアニスト實川風とバッハ

2023年春にリリースしたオール・バッハ・アルバム『實川風バッハ』を記念した公演が、5月19日に渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで開催されました。バッハの曲集ひとつだけでコンサートで演奏する曲は充分あります。しか …

地球温暖化や社会の分断など深刻な問題を人類は抱えています。人類はどこで間違えたのか

2023年2月25日に一橋講堂(東京・千代田区)で開かれたゴリラ研究で知られる総合地球環境学研究所所長(前京都大学総長)の山極寿一氏の基調講演「人類はどこで間違えたのか?」は大変興味ある内容でした。 山極氏の基調講演を紹 …

鳳凰祭4月大歌舞伎@歌舞伎座 後編

歌舞伎座4月公演のもうひとつの演目は「連獅子」でした。連獅子は我が子を千尋の谷に突き落とした親獅子がこの試練に応え駆け登った仔獅子だけを育てるという獅子の故事をテーマにした日本舞踊の演目です。 配役は“親獅子”が尾上松緑 …