京西清談は、私が東京の世田谷に住んでいるからと、気持ちが癒される、あるいは、”ほっ”とする話題を提供したいからです。
 
新春にあたって、2024年の願望を認めました

新春にあたって、2024年の願望を認めました

新年あけましておめでとうございます。

2024年は私にとって転機の年になりそうです。私は1970年の公認会計士試験に合格し、それから職業会計人として会計監査、国際税務、社外役員として業務監査に関わってきました。それらをつつがなく出来たことを大変ありがたく思っています。

身体は健康ですが、後期高齢者という年齢を考えるとそろそろ生業(なりわい)としてきた職業会計人としての活動は卒業して別のことに取り掛かる時期が来ているように感じられます。元気なら別に税務・会計サービスの提供に問題ないと読者のみなさまは推察されると思いますが、インターナショナルに事業展開をしているクライアントの観点から考えるとグローバルなネットワークが提供する情報が大事です。その情報はSNSで簡単に入手できるものではなく、それ以上の情報を意味しています。その情報を入手できる前提があって、はじめて専門家の資質・能力が必要とされます。残念ながら今の私は特別な情報を入手することが出来ません。今が職業会計人としての活動を卒業する時期と判断しました。

しかし、私の決断の後ですが少なからず心の葛藤があります。それは「これから何をしようか?」という答えがなかなか見つからなかったことに起因します。

最近「残り時間」のことが頭から離れませんでした。あまり具体的ではないですが自分がこの世から消え去る時が何となく認識できます。その認識を大事にしたいと考えて今後の行動指針にしようと考えました。考えた行動指針は「“自分で何かをする”ではなく“自分で何かをすることを控える”」です。

数は多くありませんが、次代を担っていく人を何人か知っています。それらの人が成功して欲しいです。そのためには彼等が道を誤らないよう示唆することに徹する方が良いと感じます。

ですから、2024年は私にとって転機の年になりそうです。

2件のコメント

  1. 佐々木保行

    「しかし、私の決断の後ですが少なからず心の葛藤があります」という言葉が、現役終了直前に出てくるということは、いかに現役時代を全力で過ごし、「生業」としての職業会計人が、適職だったことを物語っているのではないでしょうか。そして、程なく「今後の行動指針」を見出されたことは、現役時代に、豊かな感性で職業以外のことにも、人並み以上に関心を寄せられ、無意識的に準備運動をされていたのではないでしょうか。それが、「有望な若手の支援活動」だったのでしょうね。きっと、現役引退後にあっては、村田先生らしくよりフレッシュな感覚と行動力で、若手に大きな刺激をもたらすことになると確信しております。一足お先に現役引退した後期高齢者として、若手のみならず我々にも、変わらぬご教示を期待しております。取り敢えず、「お疲れ様でした」。

    1. 佐々木さん、コメントありがとうございます。
      寿命があと何年あるかわからないことが悩ましいです。でも、わからないことが救いになっているようです。これからの人生ネガティブにもならずポジティブにもなり過ぎないことが生きる上での智慧のような気がします。

コメントを残す