コロナ禍で「不要不急」という言葉がクローズアップされました。
我々の毎日の営みが「不要不急なもの」と「不要不急でないもの」分類され、前者は禁止事項となり、後者は禁止除外事項となりました。緊急事態宣言、外出自粛が効果的に働き、不要不急な活動は制限され、コロナ感染者数が落ち着いてきました。しかし、コロナウイルスのワクチン、治療薬は未だ開発されていません。ですから、これから2~3年間は要注意です。
しかし、多くの人は緊急事態宣言疲れ、外出自粛疲れを感じています。
もう一度、不要不急なものの棚卸をしてみます。これは政府の不要不急の分類と異なります。
不要不急なもの
- 満漢全席の食事
- ナイトクラブ、バーでの飲食
- コンサート、映画、演劇鑑賞
- スポーツ、競馬観戦
- 高級車を購入してドライブ
- 別荘で寛ぐ
- 温泉での休日
- 豪華客船でのクルーズ
むしろ、必要不可欠なもの
- 満員電車通勤
- 夫婦の会話(足りてるか)
- 愛情(足りてるか)
- おカネ(足りてるか)
上記棚卸の中で3密が避けがたい項目は、豪華客船でのクルーズと満員電車通勤のふたつだけです。他の項目はチャンと手配すれば3密は避けられると思います。更に大事なことは、不要不急なものにリストされる項目の多くは、人に潤いを与え、安らぎを与えてくれます。ですから、「不要不急な外出は控える」より、これからは「3密を避けるようにする」が求められるガイドラインと考えます。しかし、残念ながら新しい生活様式はビジネスへプラスに働きません。3密を避ける手配をすれば、収客人数は半分ぐらいになります。ですから、コロナ前にビジネスが戻ることはないと考えます。
満員電車通勤解消は喫緊の課題として官民一体となって取り組みべきと考えます。その施策について、みなさまのお考えをお聞かせいただけると幸いです。
お願いします。