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504兆円の債務超過って想像できますか⁉(その1)

504兆円の債務超過って想像できますか⁉(その1)

赤字経営を続けると債務超過になります。債務超過になると全資産を売却しても借金だけが残ります。
想像を絶する債務超過に日本国はなっています。

日本国の貸借対象表 トリミング

上記連結財務諸表は財務省の連結財務書類を元に作成した直近(2019年3月31日現在)の日本国の連結貸借対照表です。
資産合計から負債合計を差し引くと、負債が504兆円が残ってしまいます。つまり国有財産をすべて処分しても借金が504兆円残ります。
コロナ禍により2020年には政府は第1次、2次補正予算として合計約58兆円の財政支出を決定しました。そしてその財源には国債が充当さました。10万円の特別定額給付金の原資は国債だったのです。ですから、日本国の債務超過額は更に膨らんでいます。

日本国は誰から借金しているか?気が付かない方が多いと思いますが国民から借金しています。
国債とは国の借金です。国債を直接所有している人はそう多くはないですか、すべての国民は銀行預金をしています。銀行の資金の運用の大半は国債に投資されています。ですから、銀行預金をしている人は間接的に国債を所有します。

日本国が倒産したらと想像するとどうなるのでしょうか?
最悪のシナリオは令和の徳政令です。汗水ながして貯めた貯金がすべて消えて無くなる事態です。
徳政令とは、日本の中世鎌倉時代から室町時代にかけて、朝廷幕府などが土倉などの債権者・金融業者に対して、債権放棄(債務免除)を命じた法令です。

汗水ながして貯めた貯金がすべて消えて無くなるような令和の徳政令は、現実的ではありません。絵に描いた餅の類の議論です。
可能性ある施策、むしろ採るべき施策は増税
歳出削減です(続く)。

 

 

 

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