音楽を創った絵画 ヴァトーの絵とドビュッシー

日本経済新聞連載記事「美の十選」では、音楽の創作に絵画が大きな影響を与えたことについて述べています。今回はヴァトーの絵とドビュッシーについてです。

ドビュッシーの女性関係は多岐にわたっていたようで、多くの女性と浮名を流しました。
中でも有名な話は、人妻であるエンマとの不倫です。彼女との逃避行の最中、ヴァトーの絵「シテール島への巡礼」の絵をみてひとつのピアノ曲のインスピレーションがわいたと言われています。そして、その時作曲したピアノ曲が「喜びの島」でした。

「シテール島への巡礼」の絵を見て下さい。絵の右端に大きなヴィーナスの像があります。そして、絵の左端ちかくに数人のエンジェルが飛び交っています。このふたつのモチーフの間に多くの男女のカップルが描かれています。たくさんの愛が育まれていることを絵は暗示しているようです。

この絵を見て、「喜びの島」という曲のインスピレーションをドビュッシーが得たことに納得しました。

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