京西清談は、私が東京の世田谷に住んでいるからと、気持ちが癒される、あるいは、”ほっ”とする話題を提供したいからです。
 
東京都知事3選を手に入れた小池百合子さんについて

東京都知事3選を手に入れた小池百合子さんについて


 

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小池百合子さんは1992年、政治の道を目指しました。先ず、日本新党を率いる細川護熙氏に接近。次いで新進党の小沢一郎氏に急接近。ついには自民党に寝返って小泉純一郎内閣の環境大臣に就任したことより、「権力と寝る女」、「政界渡り鳥」と揶揄され、やゃネガティブな印象をかなりの人は持っていると思われます。そして、今も学歴詐称疑惑が週刊誌で取り沙汰されています。

学歴詐称疑惑について付言すれば、公職選挙法235条の「虚偽事項公表罪」は、「当選を得または得させる目的をもって公職の候補者もしくは公職の候補者となろうとする者の身分、職業もしくは経歴(中略)に関し虚偽の事項を公にした者は、2年以下の禁錮または30万円以下の罰金に処する」と記載されています。ただし、虚偽事項公表罪の成立には「当選を得または得させる目的をもって」虚偽事項を公表することが必要です。たとえ小池氏が学歴詐称していたとしても、「当選を得または得させる目的をもって」という要件には該当しないような気がします。しかし、倫理的責任は別問題と考えます。

マスコミ情報から小池氏の政治家としての資質を判断すると間違うような気がします。

評論家・立花隆氏の小池百合子評(2017年2月号文藝春秋での立花氏と小池氏との対談)が参考になると思いますので、引用いたします。「正直に言うと、都知事に当選されるまで、私は小池さんに注目したことがあまりなかった」と立花氏は語りかけた。しかし、小池氏の寄稿していた論文『小沢一郎と小泉純一郎を斬る』をあらためて読んで評価が一変したという。
「これが実に面白い。私は、小池百合子という人物をかなり過小評価していましたね。自分が仕えた二人の大物政治家をこれだけ俯瞰した視点から客観的に語れる人はそういませんよ」(立花氏)
小池氏はこう切り返す。「国際社会には勝負師がゴロゴロいます。そんな中で“清く正しく”だけでは日本は潰れちゃうわと常々思っています」

小池さんの小沢離れについて次のように述べています。「小沢氏の政治行動の基準は、わずか2枚のカードに集約される。それは『政局カード』と『理念カード』である。具体的にいえば、『政局カード』とは持論である政権交代という錦の御旗を立てることであり、『理念カード』とは安全保障を中心といた政策構想である。(中略)ある時は『政局カード』を振りかざし、それが手詰まりになると見るや、今度は『理念カード』を切る。この繰り返しである」続けて「小沢離れ」をした原因についてこう記していました。
「日本という国家としてのあり方を問う主要な政策を政局の道具として使うことに違和感を覚えた。(中略)小沢氏のカードの切り方は、ただシンプルなだけではなく、ご都合主義ではないかとの疑念がよぎったのである。私は『それが政治さ』とは割り切れずにいた」小池氏の政治信条はマキャベリズム的(目的のためには手段を選ばない)なような気がします。それは政治の世界では否定されるべきではないと考えます。客観的視点を小池氏が持っていることは評価に値するとかんがえます。

小池氏の政治信条がマキャベリズム的(目的のためには手段を選ばない)であるなら東京都知事、小池氏の真の目的を知りたいです。が・・それを彼女が他言することはないでしょう!いずれにしても都民は小池氏が都民のための政治を行ってくれることを願っています。

 

 

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